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可能性を見て

先日、 10回のセッションを受けられてから半年程経過した女性クライア ントが、ムーブメントセッションを受けにいらっしゃいました。 セッションのはじめに腕を横に挙上してもらうと、 セッション1の前には、肩の痛みのために挙げられなかった腕が、 痛みなく頭上まで挙がるようになっていました。 肩の問題があったことは、はじめの3, 4セッションくらいまでは、お互い意識していたのですが、 その後はあまり意識しなくなり、 身体の全体的なまとまりの回復に向けて、 セッションを進めました。(肩の問題のことは、 正直なところほぼ忘れていたというくらいです。) この日はそんな流れもあり「腕、挙がってますね。」 と述べただけで、セッションをスタートしてしまいましたが、 後で思い返すと、もっと何か言ったほうがよかったかな、 などと思ったりします。 ◇ 15年以上前、病院でマッサージ師として、 五十肩などの問題を抱えた人に対し、 インナーマッスルのトレーニングなどの指導をしていたことがあり ます。 振り返ってみると、その頃と比べて「治る」人の割合は、 飛躍的に上がってるなあ、と気づく、、。ロルフィングは、 治療として見たら、すごい!ということになるかもしれない、、。 「肩が治せるなら、治せますと宣伝すればいいのに。」 などとアドバイスをもらうことがよくあります。しかし、 それは違う感じがするので、言わないことにしています。 ロルフィングは治療ではないから。 肩が痛いという問題は確かにあったのですが、 そこを見てセッションしてきたわけではない。 部分的な問題に対処しているのではなくて、統合( Integration) に向かって動いていくのがロルフィング。 全体的なつながりを取り戻していくプロセスの中で、 問題は問題でなくなるときが来る。問題に対して動くのではなく、 可能性を見て、 何ができるかを少しずつ探求していくのがロルフィングです。 「肩を治す」という枠の中でではなく、 もっといろんな可能性に対して開かれた状態でセッションを進めて いきたいですし、そのほうがお役に立てます。 この日のセッション後、 クライアントは胸郭全体の動きが大きくなっていて、 存在としても大きく見えるように。 「野生の動物になったような感じがする。」ということでした。